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日大山形、収穫あり 「みんな信じて戦った」

2006年08月19日

 日大山形の先発はエースの阿部ではなく、遊撃手の青木だった。3試合で503球を投げていた阿部の疲れに配慮し、青木の調子がいいことから荒木監督が決断した。

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8回裏のピンチで胸に手を当てる日大山形の投手青木

 その青木がいい。もともと2番手の投手。山形大会でも2試合に登板、16回を無失点に抑えた。

 腕がよく振れている。球速は130キロ前後だが、内角高めと外角低めの対角線をうまく使い、早稲田実に的を絞らせない。「1回に甘いボールを打たれて1点を取られたので、そこから丁寧にいった」と青木はいう。

 2回から7回まで、3安打。三塁さえ踏ませない。打撃でもヒットがでたので、余計に気分よく投げることができた。

 6回、甲子園8本目となる安打を放った。左翼フェンス直撃の三塁打。これが口火となり、この回逆転。「最初のストライクからどんどんいくつもりだった。まっすぐです」。3番打者としてもチームを引っ張った。

 8回途中、5安打を浴び、降板した。捕手秋場は「変化球がすべて甘くなった。疲れがきたのだと思う」。マウンドには2年生の阿部。青木はもとの遊撃に戻った。試合後、青木は「来年こそは4強の壁を破って欲しい」と語った。

◆主将が同点打

 「胸を張って山形に帰りたい」。敗れても日大山形の4番常川に涙はなかった。6回、中前に同点に追いつく適時打。「3年間の思いが入っていた。リードされても、みんなが勝てると信じて戦った。それがうれしかった」と主将らしく振り返った。

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