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早稲田実の斎藤、クールに12奪三振

2006年08月13日

 マウンドではクールなエースだ。6安打2失点の完投勝利。133球と球数は多かったが、9イニングというペース配分を考えての頭脳的な投球だった。

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早稲田実―大阪桐蔭 8回裏大阪桐蔭2死、中田を三振に取った早稲田実の投手斎藤

 早稲田実の斎藤は、力を入れるところは入れ、抜く時は抜く。それがうまい。注目された対決、中田との1回の勝負は簡単に料理してみせた。カウント2―2から内角高めのボール球で空振りに。捕手の白川に言わせれば「中田の弱点」をうまくついた。

 6回は「右狙いで来ているな」と思い、内角ぎりぎりへ143キロの直球を投げ込んだ。「完全に詰まらされた」と中田は脱帽。たった2球で仕留めた。

 結局、中田を3三振、無安打に抑え込んだ。これが大阪桐蔭打線を沈黙させた大きな要因だが、斎藤は彼を特別視したわけではない。

 勝負どころでは各打者に細心の注意を払っている。4回1死一塁で若松には外角の直球。狙い通り二ゴロを打たせ、併殺に仕留めた。5、7回の得点圏に走者を置いた時は決め球にフォークを使った。

 今春の選抜大会。準々決勝の横浜戦で完敗した。高めに少しでもいけば痛打されることを痛感した斎藤は、この後、軸足をやや曲げ、重心を低くしたフォームに改造した。これで生きた球が低めに集まるようになった。

 「横浜を破った大阪桐蔭に勝ったのだから、横浜にリベンジできたのかな」。チームとしても初めてとなる夏の全国制覇に向け、大きな壁を突破した。(庄司信明)

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