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全力プレー貫いた 昨夏は投手、応援団長・中村君

2006年08月13日

 「よくやった」「夢をありがとう」――。春の覇者・横浜(神奈川)を破り、一気に勢いづくかに見えた大阪桐蔭の夏が終わった。三塁側アルプス席を埋め尽くした大応援団は、最後まで声援を送り続け、選手たちの健闘をたたえた。

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グラウンドを見つめ、勝利を祈る大阪桐蔭応援団

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メガホンをたたいて応援をリードする応援団長の中村勇亮君

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 三塁側アルプス席でひときわ大きな声を出したのは、大阪桐蔭の応援団長、中村勇亮君(3年)。昨夏は、背番号10をつけ、投手として甲子園のベンチ入りを果たした。マウンドには立てなかったものの、「来年こそは自分が」との強い思いを抱いていた。

 だが、フォームを崩すなどで、今春からベンチを外れ、最後の夏に背番号をもらうことはかなわなかった。「やっぱり悔しかった。でも、一緒に頑張ってきたみんなのため、そして自分自身が悔いを残さないためにも、応援団長に志願しました」

 初回、いきなり早稲田実に先制を許した。「まだ大丈夫。これから」。3回の4失点でアルプス席は沈み、ため息が漏れた。だが、その裏、小杉太郎君(3年)の2点本塁打にスタンドは再び元気を取り戻した。中村君は「あいつはチャンスに強いから」。

 その後は、追加点を奪われるシーンが繰り返される。それでも中村君は最後まであきらめず、大声を張り上げて、必死に声援を送り続けた。

 最後の夏、目標の全国制覇はならなかった。「今年のチームは2年生が多い。スタンドの後輩たちは、頑張ればこんなすごいところで野球が出来ることを見てくれたと思う。来年はきっとやってくれます」



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