|
|
||||
横浜、いきなり強豪と 大阪桐蔭と開幕日に対戦2006年08月04日 春夏連覇を目指す横浜は、大阪代表の大阪桐蔭と開幕日の第3試合で対戦することに――。6日から始まる全国高校野球選手権大会は初日から大会屈指の好カードが組まれることになった。
午後2時半過ぎ、横浜の選手たちは電車を乗り継いで抽選会場に到着した。白井史弥君(3年)から「早く試合がやりたい。開幕戦ひいてこいよ」と言われた主将の福田永将君(3年)は「(選抜と同じ)2日目ぐらいがいいよ」と応じた。 福田君は抽選直前、ポケットから、トレーナーの岩下博行さんからもらった塩を取り出した。験(げん)を担ぐおまじないのようなもので選抜の抽選会でもまいた。副主将の下水流昂君(3年)にかけてもらって、壇上に向かった。 抽選会は午後4時に始まった。先にくじを引くのは西日本のチーム。予備抽選の結果、横浜は東日本の20番目、全体では45番目の順番になった。一礼してくじを引き、「横浜高校、6番です」。大会第1日の大阪桐蔭戦を引き当てた。いきなりの強豪対決に、会場からは大きな歓声が上がった。選抜に引き続き、初戦で大阪のチームとの対戦。しかも大阪桐蔭は昨夏、ベスト4まで勝ち上がった。横浜の選手たちもそろって苦笑いだ。「はじめから強いところ。厳しいな」と西嶋一記君(3年)。 福田主将も「またやっちゃった。でも歓声を浴びたときは、注目されてるんだなと感じてうれしかった」。 大阪桐蔭には、けがで今夏の大阪大会は登板がなかったが、150キロの速球を持つ中田翔君(2年)がいる。横浜の佐藤賢治君(3年)は「大阪桐蔭の対戦相手が埋まらなかったので、引くかも、と思った。本当になって驚いたけど、中田と対戦してみたい」。関西勢とあって多くの入場を見越し、下水流君は選手たちに「雰囲気にのまれんなよ」。すでに試合当日を意識していた。
◆相手校、大阪桐蔭の横顔 1試合平均9点近い得点力を誇る打線と、左右の好投手の活躍で、188校が参加する大阪大会を制した。 打線は、打率5割7分の1番山口祥、4試合連続5本塁打の4番中田ら2年生の活躍が目立つ。謝敷、小杉ら3年生の多くが、昨夏の甲子園を経験しているのも強みだ。 投手陣は右の松原、左の石田が軸。いずれも140キロ近い直球とスライダーを主体に三振がとれ、完投能力がある。昨夏、140キロ台の速球で甲子園をわかせた中田は、ひじの故障で登板を控えていたが、直前の甲子園練習でマウンドに登るまでに回復している。 88年に大阪産大付属から独立。91年に初出場・初優勝を成し遂げた。4強に進んだ昨夏から2年連続4度目の出場。OBに千葉ロッテの西岡剛らがいる。
▽横浜・福田永将主将の話 また大阪でびっくりした。お客さんも多いと思うからやりがいがある。すぐに試合がしたかったので、初日でよかった。打ちまくって勝ちたいが、そうもいかないと思うので、足も使ってしっかりプレーしたい。 ▽横浜・渡辺元智監督の話 春も初戦が大阪だった。(98年に延長17回の死闘を演じた)PL学園戦など記憶にある試合も多く、運命的なものを感じる。試合まで時間がないが、打てなくても勝てるよう、走塁など細かいところを詰めたい。 ▽大阪桐蔭・小山貴弘主将の話 まわりの主将が「横浜じゃないか」と言ってたら、本当に横浜が来たのでびっくりした。強いチームと試合ができるのは楽しみ。大阪の代表として、選抜で負けた履正社の分までしっかりやりたい。
▽大阪桐蔭・西谷浩一監督の話 横浜は春のチャンピオンで、指導者もベテラン。個々の能力も日本で一番高い選手が集まっている。うちも大阪で厳しい戦いを勝ち抜いてきた。粘って、最後には相手より1点多くとって、勝ちたい。
|
|