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帝京、壮絶な粘り 捨て身の代打で投手尽き

2006年08月18日

 それは執念だった。9回表2死からの猛攻で逆転。だがその裏、投手はいなかった。大会第12日の17日、智弁和歌山(和歌山)との準々決勝に挑んだ帝京(東東京)は9回裏に再逆転され、12―13で敗れた。両チームが放った計7本塁打は大会史上最多。壮絶な試合だった。

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帝京―智弁和歌山 8回表帝京1死一塁、塩沢は中越えに2点本塁打を放つ

 ◎…勝利を手にしたと、だれもが思った。

 9回表、4点差を追う帝京は安打と死球などで2死一、二塁の反撃機をつかむ。ここから本塁打を含む6連打で8点を奪う怒涛(どとう)の攻めを見せた。

 4番中村晃君(2年)が右前適時打を放ち、まず1点。なおも一、二塁で塩沢佑太君(3年)が左前安打で続き満塁に。雨森達也君(3年)の左前適時打で1点を追加すると、我妻壮太君(3年)が内野安打で3点目。

 なおも満塁から、杉谷拳士君(1年)の左前安打で2点を追加し逆転を果たす。すると、この回の先頭打席で凡退した沼田隼君(3年)が3点本塁打のアーチを描いた。

 これで4点差をつけ、攻守交代。ただ、9回表に大田阿斗里投手(2年)の打席で「打線をつなげたい」(前田三夫監督)と代打沼田君を送っていたため、東東京大会も含め今夏、マウンド経験のある投手は残っていなかった。

 9回裏のマウンドには、中堅手の勝見亮祐君(3年)がのぼった。しかし先頭から2四球を出すと、4番打者に左中間への3点本塁打を浴びた。1点差に詰め寄られる。次打者に四球を与えマウンドを杉谷君に譲ると、初球を死球にして降板。

 この日6人目の投手となる岡野裕也君(3年)は1死をとったが、中前安打でついに同点に。さらに四球で満塁とピンチが続く。最後は押し出しの四球を与え、まさかのサヨナラ負けを喫した。

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