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富山の快進撃止まる

2006年07月28日

 福岡が先発全員の22安打で19得点を挙げ、5回コールド勝ち。1回、四球の浦田を犠打で二塁に進め、前田の安打と大田の犠飛で得点。水野行俊監督が「1、2、3のリズム」と振り返る先制点で波に乗った福岡は、2回には藤林の三塁打など6安打を集中、一挙5点。その後も長打を生かし得点を重ねた。投手陣は前田ら3人の継投で富山打線を零封した。

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一塁へヘッドスライディングした北嶋祐太郎君=富山市民

 富山は四球の後に連打を浴びる苦しい展開。5回に主将北嶋の内野安打、筒井のこの日3本目となる中前安打で好機をつくり、最後に意地を見せた。

 富山・北嶋祐太郎主将 点差が開いてしまってからは焦ってしまう部分もあったが、全力を出し切って最後まであきらめない自分たちらしい野球ができた。

▽逆転劇をまた 最後まで全力 富山・北嶋主将

 全力疾走で一塁に頭から滑り込んだ北嶋祐太郎君が顔を上げると、塁審は大きく両手を広げた。セーフ。5回裏の富山の攻撃、先頭で打席に入った主将・北嶋君は3打席目で内野安打。意地を見せた。

 「とにかく塁に出て、みんなを盛り上げたかった」と北嶋君。試合は福岡に大量リードを許しコールド負けが濃厚な展開だったが、まず1点を取ろうと必死だった。「3番の筒井(英明)が当たっていたので、先頭の自分が塁に出ればきっと点につながると思っていました」

 富山は3回戦の石動戦で9回2死から3点差を追いついて延長戦に持ち込むなど、準々決勝までの3試合すべて逆転で勝ち上がってきた。投手陣が相手打線に打ち込まれても、守備位置の二塁から時には笑顔を見せて大きな声を張り上げ続けた。「リードされるのはいつものこと。主将の自分が硬くなるとみんな硬くなるので、周りに声をかけるのが自分の仕事と考えていた」と話す。

 しかし準決勝の重圧からかチームは持ち味のねばり強さを発揮できず、逆に突き放されていった。5回の攻撃でも北嶋君は何とか三塁まで進んだものの、最後の打者が二塁ゴロに打ち取られ、本塁を踏むことができなかった。

 「自分たちは全力を出し切ったので悔いはありません」。そう話す北嶋君は試合終了後、ベンチ裏でチームメートの肩を抱いて健闘をたたえ合った。「最高のチームになった。入部してからここまで誰もやめずに来たチーム。みんなに感謝したいです」



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