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バント守備の名手に挑む 磐田南―富士宮北

2006年07月18日

 同点の6回表、富士宮北は無死から失策で一塁に走者を許してしまう。エース土志田は続く鈴木秀への3球目、バントの構えを見て猛然とホームに駆け寄った。「ここでの失点は許されない」。二塁で封殺するつもりで、三塁側へ転がるボールをつかんだ。が、ボールが手からこぼれ落ち、逆に一、三塁とピンチを広げてしまった。

 磐田南は、次打者西田が外側の球を飛びつくようにスクイズし、勝ち越す。結局、これが決勝点に。試合後、土志田は「何度も練習したプレー。自信はあったのに……」と唇をかんだ。

 5回表にはその言葉を裏づける好守備を見せていた。無死一、二塁でバントを捕球するや、振り向きざまに三塁へ送球してアウト。ピンチの芽を絶った。

 土志田のミスを誘うバントを決めた鈴木秀は「あのプレーが頭に残っていて、三塁手に捕らせようと意識してバントした」と振り返る。結果的に、土志田の焦りを誘うことになった。

 富士宮北は、5回裏2死二塁から三盗を試みて失敗し、好機をつぶしていた。主将の後藤康は「5回のバント処理が、あいつ(土志田)の本当のフィールディング。味方のミスが続いて、リズムを取り戻せなかった」とかばった。

 昨夏の準優勝校の早すぎる敗退。鈴木裕和監督は「プレッシャーがあったかもしれない。消極的なプレーはなく、選手を責められない」と話した。

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