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文理、圧巻の頂点 春夏連続甲子園へ

2006年07月31日

 日本文理は強かった。30日、五十公野で行われた決勝で9―0と新潟明訓に快勝。選抜大会ベスト8の力を見せつけ、2年ぶり4度目の頂点に立った。98年の新発田農以来となる春夏連続の甲子園出場だ。得点差はあったが、ひたむきにボールを追う選手たちに球場を埋め尽くした6800人がわき上がった。大会は雨天順延が続き、新潟が1県1代表になった第56回大会(74年)以降では最長となる17日間にわたった。舞台は、いよいよ甲子園へ。8月6日に深紅の大優勝旗をかけた戦いの幕が開く。

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春夏連続の甲子園出場を決めて投手横山(左)のもとに駆け寄る捕手田沢貴(左から2人目)、遊撃手長谷川(6)ら=7月30日、五十公野

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日本文理―新潟明訓 4回表日本文理1死一、二塁、田沢貴に右中間三塁打を喫した新潟明訓の斉藤侑、川上のバッテリー。二塁走者金丸=7月30日、五十公野

     ◇

 たたみかける集中打とエースの好投。がっちり投打がかみ合った日本文理が、新潟明訓を圧倒した。

 1―0の4回、日本文理は1死一、二塁から、「右方向を狙っていた」田沢貴が右中間を深々と破る2点適時三塁打。さらに2死から頓所裕の適時打で4点目を奪い、新潟明訓が描いた「3失点に抑える」構想を打ち崩した。エース横山は堅守にも支えられ散発4安打で完封した。

 新潟明訓も3回、2死から長橋の安打などで一、三塁の好機をつかんだが後続を断たれた。4回も村山の安打などで2死一、二塁としたが、竹内の左中間への飛球が好捕されるなど、攻めきれなかった。先発斉藤侑は左横手からの変化球で序盤は踏ん張ったが、中盤につかまり、継投も実らなかった。

◆2安打3打点 頼もしい7番 日本文理・青木恵太選手

 日本文理の青木恵太選手が、先制の適時三塁打を含む2安打3打点と活躍した。5回の2点適時打は、外角高めのボール球をたたいた。「いつもなら絶対に打たない球。みんなが勝つぞという気持ちだったから、無我夢中で思いっきり振った」と振り返る。春の選抜大会にも出場したが、甲子園ではまだ無安打。「初ヒットが出るように、調子を上げていきます」。頼もしい7番打者だ。

◆風を読み好守 勝利もつかむ 頓所大輔選手

 3安打を放った日本文理の頓所大輔選手が、守備でもみせた。

 1回、新潟明訓の長橋和輝選手が放った右中間へのライナーを、懸命に追いかけながらジャンプ。打球はグラブに吸い込まれ、球場全体が歓声に包まれた。「自分の足だったら追いつけると思った。明訓のリズムに、したくなかった」

 この球場は、風向きの変化が激しいことで知られる。球場の両翼やバックスクリーンに立っている旗を見て、風向きを確かめていたという。

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