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松代、打ち勝って初 佐久長聖に「壁」再び2006年07月29日 壮絶な打撃戦でも松代の快進撃は止まらなかった。第88回全国高校野球選手権長野大会(朝日新聞社、県高野連主催)は28日、21年ぶりに決勝に進んだ松代が悲願の優勝を遂げた。本塁打3本が飛び、まれに見る点の取り合い。終盤に1点差まで追いすがった佐久長聖の粘りも見事だった。敗れていった97校の球児たちの涙。その思いを「ミラクル松代」が持って甲子園へ挑む。
◇ 松代が打ち合いを制し、初めての甲子園をもぎ取った。創立100周年を祝福するかのような見事な長打攻勢だった。 まず3回。四球の徳原を福井の三塁打でかえし、さらに石井が左越えに2点本塁打。不振だった石井は前日に決勝点となる左犠飛。これで吹っ切れたのか、佐久長聖の左腕荻原に対して、思い切り良くバットを振り切った。 前半で4点差をつけられたが、あと1点。この一発で勢いづいた。 2点を追う6回が圧巻だった。石井が、今度はバント安打で出塁すると宮尾、高橋が連打で続く。代わった飯島の暴投で同点後、徳原の三塁打で勝ち越した。 この回、5長短打。佐久長聖の勝ちパターンだった継投策をものともせずに、「つなぐ打線」で、あっという間に逆転した。 1点差と迫られた8回は福井が2点本塁打。安打は、佐久長聖の14本を下回る。しかし、鋭く振り抜く打撃で計10安打のうち7本を長打とした。7回、当たっている高橋のスクイズなど、したたかさもあった。 一方、4年ぶり5度目の甲子園を目指した佐久長聖。押し出しと犠飛、さらに敵失で加点した3回までは、思い通りの展開だった。ただ、先発した荻原は準決勝の松商学園打線に対して見せた制球力に欠け、ピンチの場面で継投した飯島も、勢いを止められなかった。 打線は、2回戦からすべて完投、12失点だった松代の堀から10点を奪った。8回、北沢が1点差に迫る本塁打を放つなど、力強さと粘りも見せた。
熱戦は2時間24分。参加98校。頂点を目指す最後の一戦は、目が離せなかった。
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