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延長10回 武蔵工大二、力尽きる2006年07月16日 「ぜったい決める」――。今大会初の延長戦となったシード校対古豪の対戦。伊那北が主将の田畑英二君の一打で武蔵工大二にサヨナラ勝ちした。天を指さすポーズで抱き合った。
主戦の森貴俊君は低めへの丁寧な投球。「相手のミスは期待できない。打って点を入れよう」と選手を鼓舞する久保村智監督。先行された直後の3回には長打2本で逆転。再逆転された7回はすぐに同点に追いつき、森君を援護した。 10回裏1死三塁。打席に田畑君。「最も精神力がある」と、監督の信頼が厚い。 フルカウントになって、田畑君はベンチをのぞいた。久保村監督は全く動かない。「信じてくれている」。そう思うと落ち着いた。「周りの音は何も聞こえなかった」。集中力を高めて振り抜くと、打球はライナーで左中間へ。「一塁を回るとみんなが喜んでいるので勝ったと気づいた」
過去に3度の甲子園。最近は台頭する私立勢力に押され気味だ。「技術では劣っても、気持ちを一つにすれば大きな力になる。次も強い気持ちで戦います」と、田畑主将。「一戦必勝」がチームの合言葉だ。
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