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夏仲間、晴れ舞台 98校胸張り行進2006年07月09日 「たった一つの頂点に立つために全力でプレーします」。感謝の気持ちを込めた力強い選手宣誓が、スタンドに、夏の空に届いた。06年夏、高校野球の幕開けだ。上田市の県営上田野球場に勢ぞろいした98校の球児たち。鍛え抜かれた体と日焼けした顔が並んだ。気温30度を超えた開幕試合。さっそく2本塁打が飛び出した。勝利の笑顔と、ヒットが打てなかった悔し涙――。夢舞台・甲子園への序章。ひたむきな夏が今年もやってきた。
◇ 開会式は午前10時半から始まった。約2100人の観衆が見守り、先導役の短大生・中沢未歩さんに続いて昨年優勝の松商学園から入場した。 上田千曲、丸子実、坂城の吹奏楽部の演奏のなか、学校名とスローガンが読み上げられ、選手たちは「いっち、にぃ」とかけ声に合わせ、大きく腕を振って行進した。足元の乾いたグラウンドから土ぼこりが舞った。 小諸商は「わっしょい、わっしょい」のかけ声。上田正人主将は「先輩からの伝統で、『この夏はお祭りにしたい』という思いを込めた」。南信、中信、北信、東信の順に行進。最後に開幕試合の上田千曲、中野の選手がダイヤモンドを周り、全チームが横一列に整列した。 小諸高音楽科の村田舞さんが大会歌をゆったりしたテンポで独唱し、松商学園の古厩絢主将が優勝旗を返還した。 大会会長の赤地憲一県高野連会長は「すべての球児の皆さんが『甲子園の心』をつかめる大会であることを期待したい」とあいさつした。 閉会後の選手たちはほっとした表情。松商学園の古厩主将は、ずっしり重い優勝旗を返した際、「優勝してもう一度もらう」と心に誓ったという。春の県大会を制した上田西の矢沢龍一主将は「いよいよ始まるという実感がわいた。去年は1回戦負けだったので、挑戦者の気持ちで向かっていきたい」と話した。 大会屈指の好投手と注目されている創造学園大付の藤原航真君は「昨日は優勝することをイメージして寝た。あとは疲れを残さないで試合に臨みたい」と意気込んだ。また、部員11人で行進した東部の上坂翼主将は「声だけは負けないように、みんなで声をかけた」。 司会を務めた2人も高校生。上田染谷丘3年の重岡亜美さん(17)と、上田西3年の滝沢真理さん(17)で、ともに野球部のマネジャーだ。「司会はうれしいけど不安もあった」といい、毎晩、スローガンを読む練習をしたという。滝沢さんは「緊張したけど気持ちよかった。あとは甲子園に行くまでマネジャーに専念します」と話した。
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