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支える情熱太鼓判 ベンチ入り外れた2人裏方に

2006年07月31日

 延岡学園の野球部員は総勢69人。みんなが夢見る甲子園の舞台で、実際にベンチ入りできるのは18人だけだ。宮崎大会の20人から、さらに2人が外れる。グラウンドの内外に分かれる部員たちだが、勝利を目指して戦う気持ちはひとつだ。

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打撃練習の投手を務める金山君(手前)ら。打者が凡打を放つと、「なにしてる」「しっかりしろ」と檄(げき)を飛ばす=延岡学園の練習場で

 29日午前の練習後、ベンチ入りメンバー18人が発表された。正式登録は8月3日だが、遠征用の背番号が書かれた18個のバッグを選手に振り分ける必要があるためだ。

 外れたのは、宮崎大会で背番号19だった甲斐達雄投手と背番号20の金山晋也内野手。ただ、浜崎満重監督は「3日までは仮の背番号。交代もあり得る」と言い足した。

   ◎   ◎   

 甲斐君は、甲子園メンバーの打撃投手を黙々とこなす。最速130キロ台後半の速球派だが、2月に右ひじを痛めて入院。リハビリで何とか投げられるようになったが、5番手投手だった宮崎大会で出番はなかった。

 メンバー発表後、自分の役割は「打撃練習で思い切り投げること」と割り切った。「甲子園は球の速い投手ばかり。そういう球を打てるようになってほしい」

 今も投げる時は右ひじにテープをぐるぐる巻きつける。痛みもあるが、やはり右ひじの故障に苦しんできたエースの大西靖彦投手を思い、「自分も頑張るんだ」と言い聞かせている。

   ◎   ◎   

 「三遊間、来るぞっ」

 甲子園メンバーの打撃練習で、ひときわ大きな声がグラウンドに響く。三塁を守る金山君はチームのムードメーカーだ。打撃投手も買って出る。

 「元気と大きな声が取りえ。ベンチが盛り上がれば、途中交代した選手も試合になじみやすいから」と試合でも一生懸命声を出し続ける。

 宮崎大会ではピンチの場面での伝令役だった。浜崎監督に「行って笑わせてこい」とだけ言われて、マウンドに駆け寄ることも。準々決勝では、大きな白縁メガネをかけてマウンドへ。県高野連に「非常識だ」と注意される一幕もあった。「やりすぎた」と反省したが、こんな気配りが選手の緊張をほぐしてきた。

   ◎   ◎   

 甲斐君と金山君は、甲子園でも裏方としてチームを支える覚悟だ。18人の選手たちは、51人の仲間の思いとともに試合に臨む。

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