検索とメインメニューとばして、このページの本文エリアへ検索使い方
現在位置 : asahi.com > 高校野球 > 第88回選手権 > 地方大会 > 熊本 > ニュース > 記事ここから本文エリア

実力伯仲混線か 68校の戦い 開幕控え座談会

2006年07月06日

 第88回全国高校野球選手権熊本大会(県高野連、朝日新聞社主催)は8日開幕する。参加は過去最多の68校。このうち甲子園球場での全国大会に出場できるのは1校だけ。伝統校が勝つのか、あるいは初出場を勝ち取るチームが現れるのか――。混戦模様の大会の行方を県高野連役員ら5人に語ってもらった。

写真

県高野連副理事長 岩井清吉さん

写真

県野球審判協会審判長 西崎卓さん

写真

県高野連副理事長 相原幸由さん

写真

県高校野球監督会会長 西田尚巳(なおみ)さん

写真

県高野連理事長 西浦慶二さん

◇試合巧者の熊本工が軸

――まず、今年の大会全体の展望は。

 A 第1シードの熊本工を中心に動いていくのは間違いない。試合巧者で、本命ではある。専大玉名やルーテル学院もバランスが良い。混戦にはなるだろう。

 B シード校はどこの学校も可能性がある。準々決勝では熊本工と九州学院がつぶし合う。余力のあるチームが上がってきそう。

 C 実力が伯仲している。どこが勝ってもおかしくない。本命が見あたらない。

 D 昨秋以降の大会ではそれぞれ優勝校が異なり分からない。熊本工、専大玉名、ルーテル学院は投手力が安定し、きちんと上がってきそう。九州学院も底力がある。

 E シード校が投手力次第で上がってくるだろう。本命なき戦いだ。

 A シード校以外では鎮西が勢いに乗れば可能性もある。

 B 千原台も面白い。結局、投手がどれだけ投げられるかがカギだ。

――注目の投手は。

 A 熊本工の前田が昨年の夏くらい投げられれば。昨夏以上の投球をまだ見ていない。

 B 九州学院の福田もいいと聞くが、県内ではあまり投げておらず、分からない。

 A 秀岳館の谷も球威があり、熊本工の前田に匹敵する力はある。

 D 鎮西の林田もここぞという時にいい投球をする。

 A 熊本北の上野も安定感がある。

 C 熊本商の2投手、嶋村と小林はいい。

 A 左投手は熊本商の小林が一番だろう。手元で変化する球を投げる。多良木の左投手の西も良い。

 B 天草の萩原も良い投手だ。

――注目の打者は。

 A 今年はスラッガーがいない。九州学院の蓑田や前田はミート力がある。

 D 鎮西の沢見や専大玉名の木村も良い。

 B 秀岳館の田中は長打力があり、柔軟性もある。

 E 八代東の中軸は本塁打を打つ力がある。

 B 全体的にもうちょっと仕掛ける野球が熊本には必要ではないかと思う。あまりにも正統派すぎ、予想がついてしまう。そこが熊本の野球の課題ではないか。

――シード校ごとのパートでの展望は。

 【熊本工パート】

 A 最激戦区。多良木の投手、西も良いし、熊本二―宇土も注目。鎮西も勢いに乗ればどこにも止められないチームだ。

 B 総合力では熊本工だろう。

 D 鎮西は熊本工戦まで投手を温存する可能性も。1回戦をきちんと勝てれば、勝負できる。

 E 鎮西と熊本工が上がってきそう。

 【九州学院パート】

 B 九州学院と文徳の争いになるだろう。

 A 九州学院の早打ちがどう影響するか。相手を助けてしまう時もある。文徳の勝ち目は接戦に持ち込むこと。

 D 九州学院は粘り強さが足りない。リードされると苦しいのでは。

 B 翔陽はいい投手がいる。蘇陽もいい試合をしてきている。

 【八代東パート】

 A 東海大二はエースの有住がどれだけ投げられるかで決まりそう。初出場の熊本国府との対戦はやりにくいかもしれない。熊本国府は失うものは何もないから。

 B 熊本国府の戦いは注目されるな。

 D 八代東は10番の投手に安定感がある。東海大二と八代東が勝ち上がれば打撃戦になりそう。

 【城北パート】

 A 城北と千原台が五分では。城北は男沢、原口、西田の中軸が良い。

 C 千原台は投手の田尻が良い。飛び抜けた選手はいないが、まとまったチームだ。

 B 夏はミスした方が負け。しっかりしたチームが勝ち上がりそう。

 A 千原台の投手力と城北の打力の勝負では。

 D 城北は勢いが付くと強いだろう。

 【熊本農パート】

 B 有明は投手の比屋根が安定していて実力はある。強みは選手が甲子園優勝監督の浜田監督を信頼しきっていること。

 A 小川工も打線は良いが、投手がいない。

 E 松橋が面白い。

 B エースの長谷河は、いい球を投げる。

 E 順当なら有明と熊本農の対戦だろう。

 A 熊本農は投手が強みだ。横手投げに変えて良くなった。

 【専大玉名パート】

 A 専大玉名、熊本北、熊本商、必由館、開新と強豪同士で大激戦。

 C 熊本商は投手が良い。

 D 熊本北と熊本商は似たタイプ。投手中心の守りのチーム。初戦の熊本商―必由館は投手力対打撃になるだろう。

 E 専大玉名以外でどこが上がってくるかは分からない。

 B 専大玉名が4回戦で負ける可能性もある。

 【ルーテル学院パート】

 B 熊本と済々黌が勝ち上がれば、カギの勝負になる。

 A ルーテル学院は初戦から横綱相撲で勝ち上がりそう。

 C 済々黌は練習試合では良い。

 A 済々黌は投手も打線もいいが、勝ちきれない。1、2回戦で負けるチームではないが。

 C 熊本は昨年も投げた福岡投手次第だろう。

 【秀岳館パート】

 A 大津―八代工は屈指の好カード。大津はまとまりが出てきた。八代工は投手がいい。

 E 秀岳館は楽に進むのではないか。

 B ルーテル学院に春と秋に負けており、準々決勝が勝負となる。

 E 初戦の天草はヤマではある。

 A 秀岳館打線を抑える投手が見あたらない。

――県勢は全国大会では不振が続いています。

 C 日本一を目指すための案は色々ある。小中学校のレベルアップにも取り組み、すそ野を広げようとしている。小中高が連携し、育てていくことが必要では。

 A 高校の指導者が中学校の指導をできないのがネック。高校の指導者講習会に中学校の指導者が参加する手もある。

 B OB会主催の小学校の招待野球で雨になり、体育館で選手たちが指導をしたら、小学生たちは「楽しかった」と言っていた。できることからやれば、すそ野を広げられるのでは。

――最近は、若い指導者が増えています。

 B ベテランが若い人を育てていく必要があると思う。

 A 勝ち負けじゃなくて、「これは子供たちに伝えたい」という強い思いを持った人が少ないかなという印象がある。指導者同士で教え合う姿勢を持ってもらえれば。

 B あまりにも指導者が野球にこだわっているのではと思う。日頃の生活態度も重要。それができているチームは強い。

――最後に選手に一言お願いします。

 E 走者と野手との交錯が増えている。3年生は最後だからフェアプレーでやってほしい。

 D 小学生も見に来ている。グラウンド以外の場所でも高校生らしく頑張ってほしい。

 C 結果は3年間の練習の成果として受け止めて、野球を通じて形成されるものを大事にしてほしい。

 B 全力疾走の気持ちが薄れている気がする。もう1回取り組んでほしい。野球をできる感謝の気持ちも忘れないで。

 A 1チーム以外は負けるが、これまでの努力の否定にはならない。一番の財産は友達。勝ち負けはともかく、良い思い出を残してほしい。

ここから広告です
ここから広告です
広告終わり

ここから広告です
広告終わり
▲このページのトップに戻る
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.