検索とメインメニューとばして、このページの本文エリアへ検索使い方
現在位置 : asahi.com > 高校野球 > 第88回選手権 > 地方大会 > 高知 > ニュース > 記事ここから本文エリア

やんちゃな下級生に感謝 宿毛・沖本主将

2006年07月25日

 1回に11点を奪われ、5回コールド負け。宿毛の主将、沖本龍一の最後の試合は自分たちのペースをつかむ間もなく1時間34分で終わった。「後輩たちは自分らのペースを崩さず戦ってほしい」「支え合っていいチームにしてほしい」。眼鏡の奥の目を潤ませながら、最後まで下級生を気にかけた。

写真

宿毛―明徳義塾 1回裏明徳義塾1死一、三塁、打者中本のとき、一塁走者が盗塁を試みる間に、三塁走者の山重も本盗に成功、9点目を挙げる。捕手亀井利=県立春野

写真

一塁の守備位置から指示を出す宿毛の沖本龍一主将

 沖本はチーム唯一の3年生。小学校時代に相撲で培った我慢強さと責任感の強さで、生徒会長も務めている。

 入部当時、同級生の部員は5人ほどいたが、練習の厳しさ、ホームシックなどを理由に一人、また一人と辞め、2年の春には1人になった。寂しく、自分も続けていけるかどうか不安だったが、「辞めても得られるものはない」と残った。

 やんちゃな下級生たちに「ちゃんと整列しろ」「人に迷惑をかけるな」と、しかり続ける毎日。チームをまとめるのは予想以上に大変だった。しかし今年6月ごろ、下級生が「このままで沖本さんの夏はどうなる」と声を掛け合い、少しずつまとまりをみせ始めた。練習中の集中力も高まり、下級生は大会直前に急成長した。

 「沖本さんには迷惑ばかりかけた」「勝ってお返ししたかった」「申し訳ない」……口々に反省を述べる1、2年生をねぎらうように、沖本は笑顔で言った。「手のかかる生意気なやつらだったけど、後輩のおかげで校歌を2回も歌えたし、野球を心から楽しめた。もう一度高校生活をやり直すとしても、一緒に戦いたい」

ここから広告です
ここから広告です
広告終わり

ここから広告です
広告終わり
▲このページのトップに戻る
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.