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専大北上、頂点に 盛岡大付は1本に涙2006年07月25日 専大北上が6年ぶり5度目の甲子園へ――。岩手大会は24日、県営野球場で決勝戦があり、専大北上が盛岡大付を破り、84校の頂点に立った。専大北上が1回に先制。盛岡大付が大釜の適時打で追いついた直後の5回表、夏木に本塁打が出て決勝点となった。両チームのエースが一歩も譲らない投手戦を展開した。専大北上は、8月6日から阪神甲子園球場で開幕する選手権大会に出場する。
◆夢舞台へ決勝アーチ 「笑顔で行こう」 9回裏2死。走者はいなかった。マウンドに集まった専大北上の内野陣は、硬くならないようにと互いの肩を軽くたたき合い、笑った。 6試合すべてを投げた小石貴也投手(3年)が、盛岡大付の中村遼太郎主将(3年)をカウント2―2に追い込む。投ゴロ。落ち着いて捕球し、この試合、ゴロで16個目となるアウトで決着をつけた。 「やったぞ」。選手たちは抱き合った。 強力な打線が、両エースをいかに打ち崩すか。決勝は、1点を争う展開になった。 専大北上は1回、「自ら流れをつくりたい」と、1番を打つ川内将晶主将(3年)が四球で出塁。犠打で二進すると、四番の日山雄也選手(3年)が中前にはじき、1点を先制した。 試合が振り出しに戻ったのは4回裏だった。盛岡大付は、2死から山本将選手(3年)が安打で出塁すると、大釜雄太選手(2年)の適時二塁打で一気に同点とした。 だが5回表、専大北上の先頭打者の夏木堅太郎選手(3年)が、内角低めのスライダーをすくい上げる。打球はアーチを描き左翼席へ。勝ち越しの本塁打を決めた。 6回以降は両エースが踏ん張る。盛岡大付の田上慧投手(3年)は毎回の奪三振。専大北上の小石投手は低めに球を集め、1安打に抑えた。 「苦しい試合だった。小石がよく投げ、よく守った」と専大北上の堀田一彦監督。盛岡大付の沢田真一監督は「相手は崩れそうで崩れなかった」と振り返った。
小石投手は試合後、笑顔で言った。「最後は気持ちで投げた。甲子園でも自分たちの野球をするだけです」
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