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攻撃巧み常総学院V 水戸桜ノ牧、粘り尽く

2006年07月31日

 常総学院が3年ぶり10回目の優勝――。第88回全国高校野球選手権茨城大会(朝日新聞社、県高野連主催)は30日、水戸市民球場で決勝戦が行われ、常総学院が10―4で、初優勝を目指した水戸桜ノ牧を下し、3年ぶりの栄冠に輝いた。常総学院は序盤から得点を重ね、12安打で10点を挙げ水戸桜ノ牧を振り切った。

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優勝が決まり、抱き合って喜ぶ常総学院の選手たち=7月30日、水戸市民

 選手権大会は8月6日から阪神甲子園球場で始まる。3日に組み合わせ抽選会が行われ、常総学院の対戦相手が決まる。

     ◇

 安打数はともに12だったが、常総学院の効率のいい攻めが光った。

 1回と3回の得点はほぼ同じパターン。先頭の大川が出塁し、関口が犠打。増田の内野ゴロで2死三塁とし、小池の適時打で、序盤の流れをつかんだ。1点差に追い上げられた5回は飯田知、大川、関口の3連打や君山の2点適時二塁打など打者9人の猛攻で一挙5点をあげ、差を広げた。関口の3犠打を含む5犠打など小技も絡めた。

 先発飯田知は4死球と制球が乱れる場面もあった。4、6回を除き、すべての回で走者を出したが、スライダーを低めに集め、7回を2失点に抑えた。無失策と守備も安定していた。

 選手層の厚さも見せた。準決勝で初めて先発して大活躍した君山は、この試合でも2安打3打点。8回1死一、三塁のピンチで登板した3番手小原も注文通りの投ゴロ併殺で切り抜けた。

 水戸桜ノ牧は、8回に新堀、大塚の適時打で2点をかえし、6点差に追い上げたが、それまでの拙攻が響いた。1回は1死二、三塁で4、5番が凡退。3、4回は走塁ミスで好機をつぶした。

 先発金井は4回まで常総学院打線を2失点に抑えたが、連投の疲れが出たのか、いつもの球の伸びがなく、5、7回に痛い失点を喫した。しかし、最後まで1人で投げ抜き、8回は3打数3安打の常総学院・小池を右飛に打ち取る意地を見せた。

▽守備買われ出場 決勝打撃光る 常総学院・君山選手

 「守備には自信がある」。そう胸を張る常総学院・君山だが、打撃の話になると「できすぎだと思います」と照れた。

 初めて先発メンバーで出た準決勝の霞ケ浦戦は4安打5打点と大当たり。「興奮しすぎて眠れませんでした」。この日も先発出場。

 もともと守備を買われての出場だが、決勝の舞台でも守備以上に打撃が光った。5回裏1死満塁で左越えの2点適時二塁打。最後まで「打撃の人」だった。

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