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第1シード・土浦湖北は涙2006年07月26日 下妻二が土浦湖北・金子の立ち上がりをとらえた。1回塚田大の左前安打などで1死一、三塁とし福田の投ゴロで先制、中山、一条の連続二塁打で3点を挙げた。土浦湖北は7度得点圏に走者を置いたが、3併殺。9回の1点だけに終わった。
▽明暗分けた1回の失点悔やむ 土浦湖北・金子投手 「しまった」。1回、先制点を許し、土浦湖北・金子はマウンドで後悔した。 この回1死一、三塁。福田の打球は、ゴロで金子の前に。「併殺を取れる」。そう判断した金子は二塁を見たが、一塁走者はヒット・エンド・ランのサインで二塁へ滑り込んでいた。二塁をあきらめ、一塁に投げてアウト。この間に三塁走者が生還していた。 金子は昨夏も主戦として8強に進出。鋭いスライダーと抜群の制球力で、春の県大会は優勝の原動力となった。準決勝では5回参考ながら完全試合を達成するなど、県内一の投手と評価が高かった。 だが春の関東大会では直前に投球フォームを崩し、銚子商(千葉)に4―11でコールド負け。「夏にもう一度優勝して甲子園に行く」。フォームを固め、連投に耐えるために黙々と走り込みを続けた。 2回戦の松丘戦は14三振を奪い1安打完封、多賀戦も10三振を奪い1失点完投と本来の調子を取り戻していた。 1点を失い、何とか気持ちを切り替えようとしたが、中山、一条に甘い直球を連続二塁打され、この回さらに2失点。チームも12残塁と波に乗れないまま敗れた。 「調子は悪くなかった。心のどこかにすきがあったのかもしれない」。エースは唇をかみしめた。
▽監督務める兄 健闘たたえる 常盤大・須田君 常磐大・須田遊撃手と須田監督は11歳離れた実の兄弟。須田は兄の背中を追い続けながら4歳で野球を始め、「兄と一緒に野球がしたい」と常磐大に入学した。 実の兄弟も、グラウンドでは監督と部員。ミスをするたびに「走ってこい」「打てないなら寝ないでバットを振れ」と監督から厳しい言葉が飛んだ。
この日の水戸桜ノ牧戦に敗れ、準々決勝進出はならなかった。須田は「監督との最後の試合で結果を出せなかった自分が悔しい」と目を赤くした。監督は「今まで教えたどの選手よりもきつく当たってきたが、最後までよくがんばった」とやさしい兄の顔に戻っていた。
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