|
|
||||
有力校が序盤で敗退 熱い戦い振り返る2006年08月01日 各チームの実力が伯仲し、波乱含みとなった今年の福島大会は、光南がうれしい初優勝を果たした。雨天順延が相次ぎ、18日間にわたって熱戦が繰り広げられた大会を振り返る。 梅雨前線の影響で日程が大幅にずれ込んだ大会を象徴したのが、2回戦の学法石川―会津農林。1回表に会津農林が2点先制で雨天順延、翌日は9回に学法石川が同点に追いついたところで再試合が決定。3度目の対戦でようやく決着がついた。2回戦終了後に設定していた移動日もなくなり、決勝も予定より3日遅れた。雨天順延はのべ58試合に及んだ。 今大会は、各校の実力が接近していることを物語るように、有力校が相次いで序盤戦で姿を消した。第4シードの東日大昌平、第7シード須賀川桐陽は初戦敗退。第3シード学法石川、昨夏の覇者聖光学院は3回戦で姿を消した。一方で、ノーシードから、勢いをつけて勝ち上がったチームも多かった。10年ぶりに初戦を突破した若松商が、8強入り。白河の8強入りは12年ぶりだった。快進撃を続けた郡山商は、10年ぶりに4強入りを果たした。 今大会の本塁打は計24本で、前年より6本多かった。好打者も多く、福島東の増渕、学法石川の五十嵐、光南の小林らの活躍が目をひいた。 投手陣では、磐城の泉谷、会津工の駒形、郡山商の佐藤寿らの力投が、チームを上位に進出させる原動力となった。 2年生投手の健闘も目に付いた。二本松工の左腕野地は、第4シード東日大昌平打線を5安打に抑えた。会津農林の小原は、第3シード学法石川と堂々と渡り合い、福島東の桑原は、聖光学院の反撃を振り切った。 2年生の打者では、日大東北の天野は小柄ながら、抜群の野球センスを見せた。会津工戦では、1点を追う9回2死から逆転のきっかけとなる右前安打を放った。 夏の大会未勝利だった4校のうち、新地、葵の2校が初勝利を挙げた。葵は勢いに乗って2回戦も勝ち抜いた。 優勝した光南は、好調な打線と、要所を締める投手陣がかみ合って初めての栄冠を手にした。上位打線はほぼ不動で、1番市川、2番小林、3番丸山の3人の左打者が長短打で出塁し、中軸以降が堅実な攻めで得点に結びつけた。6試合で犠打は24。打撃力とともに機動力を生かした攻撃だったことを裏付ける。
甲子園でも、福島大会で見せた笑顔あふれるフレッシュな試合ぶりを期待したい。
|
|