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応援歌を監督自ら作詞作曲 青稜2006年06月30日 独自の応援歌がないのは寂しい。ならばと、自分で作詞作曲した監督がいる。青稜高校(品川区二葉1丁目)の根神(ねがみ)政勝監督(54)だ。趣味は俳句で、言葉探しはお手の物。今や口ずさみながら通勤するのが日課だ。オリジナルソングの大合唱で、東大会での勝ち上がりを目指す。
同校は97年、女子校から共学になった。「男子生徒がいるなら野球部がなければだめだ」と、当時の校長・小林實(みのる)さん。高校で野球部、大学でソフトボール部に所属した根神さんに、監督の白羽の矢が立った。 根神さんの息子は早実の野球部員だった。保護者として応援にかり出されるうち、応援席で歌われる「紺碧(こんぺき)の空」をうらやましく思った。「うちにもあんなのがあればいいな」。校長にも「独自の応援歌がほしい」と言われた。 とはいえプロの音楽家に頼むと、時間もお金もかかる。「自分で作ってしまおう」と、昨年思い立った。 根神さんの趣味は俳句だ。これまでに100句以上作り、言葉を探すのは得意。作詞には自信があった。 けれど、作曲は素人だ。通勤しながら気に入ったメロディーを口ずさみ、「これは」と思ったものを音楽教師の前で披露。ピアノで弾いてもらい、曲にした。 出来上がった応援歌を引っさげて臨んだ昨年夏の大会。9回表に逆転するという展開にスタンドは沸いたが、肝心の歌詞が浸透しておらず、歌は歌われずに終わってしまった。結局その試合は9回裏にひっくり返され、サヨナラ負けとなった。 今年は保護者や応援の選手に覚えてもらおうと、事前の周知を徹底するつもりだ。選手たちは練習試合に向かうバスの中で合唱する。ブラスバンド部も演奏を練習中だ。 部の創始者とも言える小林さんは、6月に病気で亡くなった。「天国の校長先生に勝利の歌を届ける」が、部員の合言葉だ。 「青稜が得点したらあの歌が聞けると有名になるよう、何回も歌いたい」と根神さん。目指すは優勝だ。
◇応援歌歌詞 遠くに青き富士をのぞみ 熱き血潮の湧(わ)きたつ所 青稜健児の意気高らかに 勝利を目指し闘志は燃える おお青稜 おお青稜 いざ行かん |
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