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10升ぺろり、コメほおばる 新田

2006年07月18日

 松山市の私立新田高校では毎日午後3時半ごろ、グラウンドのバックネット裏に置かれた二つの大釜で計10升のご飯が炊き上がる。愛媛県内で最大を誇る約90人の野球部員が練習前、持参したふりかけや生卵をおかずに食べるのが日課だ。

 こんな光景が見られるようになったのは一昨年の冬。四国大会を制して乗り込んだ神宮大会1回戦で、駒大苫小牧の選手たちの体の大きさに圧倒されたのがきっかけだった。「ベンチから整列した相手をながめたら、うちとはサイズが違いすぎて顔が全部見えた」と秋山和輝監督(41)は振り返る。

 それまでは、午後1時ごろに昼食を終えてから練習が終わる午後8時すぎまでほとんど何も食べていなかった。「部員の体に負担ではないだろうか」。そう思い至った。

 最初は「練習前にご飯なんて」と考えた部員たちも、始めてみると思いのほか食べられた。今では、部のOBの実家から届くコメが切れると、「今日はないんですか」と不平が出るという。

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