【米・炭疽菌事件】
 パキスタンで炭疽菌 有力紙あて郵便物に白い粉
パキスタンのカラチにあるウルドゥー語有力紙「ジャング」に届いた郵便物の中に炭疽(たんそ)菌が入っていたことが判明した。開封した職員は措置が早かったため、感染していないという。同市のコンピューター関連会社でも炭疽菌が見つかった。一方、パキスタン政府は声明で菌検出には疑問があるとして、保健当局に再試験を命じた。
ジャング社によると、本社に10月23日、白い粉末の入った封筒が届けられた。「あなたたちへ炭疽菌の贈り物」などと書かれた手紙が同封されていたため、社内の医師があらかじめ準備してあった抗生物質を開封した職員にすぐに投与した。地元の大学病院で白い粉を分析したところ、31日に炭疽菌と確認された。
同紙では郵便物を開けた2階の部屋を閉鎖し、入念な消毒作業にあたっている。紙面の発行には影響が出ていないという。
ジャング紙はパキスタンで最大級の部数を誇る有力紙で、親政府的とされる。同紙のザヒド・ハッサン編集責任者は「アフガニスタンとの関係ははっきりしないが、タリバーンは最近パキスタン批判を強めているだけに、何者かが新聞社を狙ったのではないか」と話している。
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