【米・炭疽菌事件】
 炭疽菌毒素の受容体を発見、治療に道 米2大学グループ
炭疽(たんそ)菌の毒素が人の細胞に取り付く場所(受容体)を、米国のウィスコンシン大とハーバード大のグループが突き止めた。細胞表面にあるこの受容体の偽物を、薬として体内に大量に入れてやれば、細胞が毒素に取り付かれなくてすむ可能性もある。英科学誌「ネイチャー」11月8日号に速報が掲載される。 グループは実際に受容体の偽物をつくり、試験管内で効果を調べた。毒素だけを入れたときは約90%の培養細胞が死んだが、偽受容体を加えるとその量によって毒素の働きを50〜100%妨げることができたという。 また、別の米英共同チームは、毒素の中で、毒性にかかわる部分の立体構造を解明したと速報している。これも薬の設計に役立つかもしれない。 (10/24)
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