【米・炭疽菌事件】
 米国で6人目の炭疽菌発症者さらに3人発症の可能性
米国に広がる炭疽(たんそ)菌事件で、米疾病対策センター(CDC)は18日、炭疽菌が検出されていたニュージャージー州の女性郵便局員が6人目の発症者として確認されたと発表した。前日に31人から炭疽菌が検出された米議会はこの日、新たな検出はなかった。しかし、CDC幹部は、さらに数人が追加される可能性を指摘している。 CDCによると、これまでに発症が確認されたのは、フロリダ州で2人(うち1人が死亡)▽ニューヨークのNBCテレビ女性社員▽ABCテレビ関係者の7カ月の男の乳児▽CBSテレビの女性社員▽ニュージャージー州トレントンの女性郵便局員、の計6人。これとは別に、リッジ国土安全保障局長が同日の会見で、「菌の付着を確認」と言及したフロリダ州の女性1人は、発症者に加えていないことがわかった。 ニュージャージー州の郵便局からは、ニューヨークのNBCテレビと、ワシントンの上院院内総務にあてられた炭疽菌入りの郵便物が送られた。かぜに似た症状や皮膚の異変などを訴えた局員2人から、炭疽菌が検出されていた。うち1人が発症したが、残り1人について、CDCは「検査の結果待ち」としている。 AP通信によると、CDCのガーバーディング博士は、さらに「最大で3人」について検査をしていることを明らかにした。追加分は、「フロリダ、ニューヨーク(でおきた炭疽菌事件)と関係があるとみられる」という。CNNテレビは18日、2人の発症者が出たフロリダ州パームビーチで、二つの郵便局から炭疽菌の胞子が見つかり、連邦捜査局(FBI)がニューヨークなどとの関連性を調べていると伝えた。 また、厚生省幹部は18日、ワシントンで16日に感染検査を受けた1400人のうち、この日までに結果が出た600人はすべて陰性と判明したと発表した。 米議会は18日、議会ビルの職員らから炭疽菌が検出された上院が本会議を続行し、1法案を採択した。菌が検出されていないにもかかわらず、本会議を開かなかった下院について、タブロイド紙は「弱虫」などと書き立てた。 (10/19)
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