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全国学力・学習状況調査

中学生 数学A・Bの問題解説

2007年04月25日

◆提供:家庭教師のトライ 教育情報センター

 数学Aは大問が全部で15問、小問は35問と非常に多い。試験時間は45分となっているが、大問の数が多く出題内容も多岐に渡っているため、上手に頭の切り替えができずに時間が足りなくなってしまった生徒もいたのではないだろうか。

 出題の難易度そのものは標準的で、学校の定期テストレベル。出題数が多いため計算が必要な設問は少なかった。それよりも、文章題の内容を速く正確に理解し、解答に結びつける力が要求されている。普段から十分な反復練習を行い、いつでもその問題が解ける力をつける状態にしておくことと、決められた時間の中で解答する訓練を行うことが大切である。45分間という時間そのものは長くはないが、範囲が広かったこともあり、慣れない生徒は集中力が途切れてしまったかもしれない。設問ごとの内容は以下。

 1は基礎的な四則演算。2は文字式に関する文章題。3は一次方程式全般の計算と文章題。4は平面図形の特徴に関する問題。5は立体図形の特徴や展開図などの問題。6は図形の角度や平行四辺形の特徴について。7・8は図形の証明問題。9は比例・反比例の基礎的な問題。10は反比例のグラフについての理解が求められる問題。  11は一次関数に関する基礎的な問題。12は一次関数の文章問題。13は一次関数と方程式の融合問題。

14は確率・場合の数の基礎的な問題。15は統計を見ての分析問題。

 数学Bは、数学Aで問う基礎力に加え、それを実践でどれだけ活かせるか、あるいは表現できるかを問う問題となっており、実力の差が出る可能性が高い。与えられた条件を十分に吟味して解答を導き出す問題、説明させる問題、証明問題の答案から「間違い」を指摘する問題、数学の知識を理科に応用する問題、速さの問題をグラフ・方程式を利用して解答する問題など、応用力が試される設問が並んだ。これらの問題を解く力を身につけるためには、単純に「基礎」を理解するだけでは心もとない。自分が持つあらゆる知識を様々な場面で使いこなす訓練を積むことが必要である。指導者はそれができるように適切にヒントやコツを与えていきながら、「自力で解答まで導く」経験をいかに積ませるかがポイントとなる。問題集を漫然と解くだけでなく、生徒が自力で「その問題を解くためには、何が分からないといけないのか」をつかみとる訓練をすることが、得点力に結びつくポイントになるだろう。設問ごとの内容は以下の通り。

 1は、レストランにおける注文の仕方についての場合の数の問題。2は、ある自然数の法則についての証明問題。3は、あるリーグ戦の勝敗表から条件を読み取り解答する問題、4は、ある図形の証明問題の解答内容から間違いを指摘し、正しく書き換える問題。5は、水を加熱した時の時間と水温の関係について、一次関数を用いて解答する問題、6は、ある二つの地点の往復を表すグラフを、正確に読み取り、解答する問題となっている。

 内容そのものは標準的なものであるが、こういった出題のされ方に慣れていない生徒は苦戦した可能性が高い。

総じて、普段からの学習への取り組み方で差が出る問題と言える。

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