現在位置:asahi.comトップ>教育>2008年度大学入試センター試験>学習アドバイス> 記事 準備不足、実力不足で後悔することのないよう、最後まで諦めずに取り組もう!2008年01月11日 ●徹底的な志望校対策で合格を勝ち取ろう
この時期、最も大切なのはセンター試験の過去問演習です。80分という限られた時間を最大限に使って、得点を最大化する訓練が必要です。具体的には、現現古漢の解く順番や時間配分の確認などを行っておきましょう。また、近年の傾向を知るためにも04〜07年度の本試験は必ず解いてから本番に臨んでください。99、03年度の追試験も良問ですので、解いておくことをおススメします。 センター試験後は、本格的に志望校対策に取り組みましょう。具体的には、近年の出題傾向を確認しておくことが大切です。私大の場合は、過去3年分の問題を本番と同じ時間で解き、「この時間でできる」という手ごたえを掴んでおきましょう。現代文は学部にかかわらず傾向が似ている大学が多いため、受験しない他学部の、近年の過去問を解くこともおススメです。 国公立大は時間制限が厳しい大学が多いので、全問題を完璧に解こうとするのではなく、得点を取りにいく「攻める問題」と、失点の最小化を図る「守る問題」を見極めて試験時間を有効に使う訓練をしてください。 なお、東大・京大を受験する人は、東進の「東大本番レベル模試」「京大本番レベル模試」を必ず受験し、最終調整を行いましょう。東大は05年度以降、傾向が固定化してきていますので、ここ3年分の過去問をしっかりと解いておくことが大切です。東大の場合、本文をきちんと理解することで問題が解け、また、問題を解くことで本文の理解が深まるといったような相互性が近年、明確になってきています。過去問演習を通じて、それを確認したうえで本番に臨んでください。京大の場合、昨年から問題傾向が大きく変化しました。1年分しか対策をする材料がないからこそ、そのパターンを踏まえて出題される「京大本番レベル模試」が重要になってくるのです。 受験は良くも悪くも公平です。努力が公正に評価される場ですので、準備不足、実力不足での合格はありえません。悔いのないよう、最後まで頑張ってください。 ●受験勉強にフライングはない! まずは語彙力の強化から始めよう 新高3生・新高2生は語彙力の強化から始めましょう。語彙には大きく分けて五つあります。漢字、概念用語、四字熟語、外来語、慣用句です。これらを語彙の参考書や国語便覧を使って覚えましょう。 入試現代文の多くは、原則的には今の世の中で起こっていることについて書かれていますが、高校生の皆さんにとっては、少し日常とはかけ離れているように感じるものもあるかもしれません。なぜなら、文章の内容や語彙も専門性の高いものが出題されますし、文字情報だけで、今まで自分が考えもしなかったことや、あまり興味のない内容からも出題されるからです。 言ってみれば、現代文を読み解くことは一種の異文化理解能力に近いかもしれません。文章を書いた原作者、それをもとに問題を作る出題者、そして受験生という三者の関係の中で、受験生は原作者、出題者が求めていることを、いかに自分の主観を挟まずに対応できるかがポイントとなってくるのです。 それに対応するためには、多くの語彙を身につけ、普段接することのないような高いレベルの論理に慣れ、そして、長い文章の中から要点を掴み取る情報収集能力が必要となってくるのです。相手の要求に応じた「頭の動かし方」ができるよう、一日も早く訓練を開始しましょう。受験勉強にフライングはありません。今できることからどんどん進めてください。 また、「センター試験同日体験受験」にもぜひ、挑戦してください。ゴールを見て、今の自分に何ができて、何ができていないのかを見極める。模試はそれを知るための絶好のチャンスです。 そして、模試のあとは必ず解説授業を受け、復習をすること。どういうプロセスで答えを出したのかを検証し、正しい解法を身につけていきましょう。 【講師】林修 先生 先生の博覧強記ぶりは、生徒に「教養」という底力を身につけさせる。正統的解法の徹底追求で、分析的かつシステマティックに得点力、そして「考える力」を増強させてくれる。添削指導でも、「本当に力がつく」と多くの生徒から絶大な支持を得ている。 |