現在位置:asahi.comトップ>教育>2008年度大学入試センター試験>学習アドバイス> 記事 平常心で試験に臨めるように対策を進めよう2008年01月10日 ●センター試験で問われる問題を筋を追ってイメージし、最終点検をしよう
センター試験直前の今すべきことは、ずばり最終チェックです。 具体的には、センター試験は問われる内容がある程度決まっているので、これまでの演習を踏まえ、スポーツと同じようにイメージトレーニングを行います。数I・Aの大問1から、どのような問題が問われ、自分はどんな知識や公式を使って問題を攻略していくのかを頭の中でしっかりと思い浮かべていきましょう。不安なところがあれば、イメージできるようになるまで、これまでに使ったテキストや模試、過去問などを復習します。 直前になればなるほど、個別の問題から離れ、このような学習をするべきです。試験のテーマと筋を押さえ、どんな問題にも平常心で対応できる訓練をしてほしいのです。 また、試験中に時間が足りなくなったら数列とベクトルのどちらを先に解くのかなど、さまざまな事態を想定しておきましょう。さらに、数列とベクトルは同じ配点で設問内の解答欄の数が違うことが多いので、ここにも着目すべきです。この場合、解答欄の数が少ない問題の方が、一つの解答欄に対する配点は大きくなります。解答欄が多い問題で時間を使いすぎて、解答欄が少ない問題で時間が足りなくなると、ミスの数は同じでも逆の場合と比べて得点への影響が大きくなります。 例えば、解答欄一つに対して配点が2点なら五つ間違えてもマイナス10点ですが、6点配点だと2問ミスでマイナス12点にもなってしまうのです。ですから、このことを考慮した動きもイメージしておきましょう。 センター試験本番では、100点を取る人でさえ、行き詰まってほかの問題に移り、また戻って解くといったように行きつ戻りつする人が多いんです。それほどプレッシャーが大きく、ペースを保つことが難しいものなのです。そんな事態を防ぐために、ぜひイメージトレーニングで万全の態勢を整えてください。 ●新高3生は苦手分野を克服しよう・新高2生は数学を好きになろう 新高3生・新高2生は、まずは自分の実力を見つめ直すところから始めてください。どの分野が苦手なのかを知り、その対策をきちんと行うことが重要です。例えば、数学I・Aでは2次関数が苦手だと点数が伸び悩んでしまいます。数学II・Bでは三角関数と数列ができないと思うように成績が伸びません。ですから特にこれらの分野が苦手だと感じている人は早めに克服しておきましょう。 またこの時期だからこそ、各分野の定義や各分野で何が重要なのかを知ってください。そしてその重要事項がなぜ重要なのかを、じっくりと時間をかけて確認してください。このような学習は、各分野の数学の本質を理解させ、今後の学習に弾みをつけるでしょう。 基礎力がすでに身についている人は応用問題に取り組んだり、東進の「高等学校対応数学」を活用して先取り学習をしたり、得意分野を作るとよいでしょう。先取り学習をするなら、関数がおススメです。関数は、ほかの分野の基礎となるため早期に完成させておくべき重要な分野です。2次関数、三角関数の分野はしっかり押さえておきましょう。そうすることで今後の学習がよりスムーズになります。 新高3生はこれまでに学んだ内容も多く、受験までの時間もすでに限られてきているので、苦手分野を克服することを最優先に考えてください。新高2生は既習範囲もまだそれほど多くなく時間もあるので、テーマを決めて得意分野を作ること、数学を好きになることを目標に学習を進めるとよいでしょう。 最後に、新高3生は「センター試験同日体験受験」をぜひ受けてください。今の時期はまだ得点できない人がほとんどですが、本番同様の体験をすることで今後の学習に対する取り組み方が必ず変わってきます。 【講師】石綿夏委也 先生 エネルギッシュなワクワク授業で絶大な人気を誇り、多くの生徒の信頼を集める実力講師。数十年のデータ分析による各大学の傾向と対策で、生徒を魅了する。既刊『数学ハンドブック』は、わかりやすさと内容の深さで大好評。
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