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【提供:東進ハイスクール】

【分析速報】世界史B

2007年01月20日20時25分

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●出題形式・傾向に変化なし。戦後史・文化史は昨年に引き続き少なめ。 

【大問数】 変化なし

【設問数】 変化なし

【マーク数】 変化なし

【難易度】 昨年並み

【全体概観】

 出題形式に新傾向は見られず、従来どおり正誤判定問題が中心である。6択問題は著しく減少し、3カ所の空欄補充は姿を消した。戦後史や文化史の出題は昨年同様少なめ。グラフ問題は出題されず。地図問題ではメディナ・ダマスクスの位置が問われた。まんべんなく世界の諸地域の出来事について試問されていた。使用教科書の違いによる有利や不利は生じなかったと考えられる。教科書レベルの基本用語が定着していれば高得点が獲得できたと思う。総合すると、形式、傾向は昨年とほぼ同じで、平均点も昨年並みと思われる。

【設問別分析】

第1問 聖地への巡礼

 キリスト教、仏教、イスラーム教などの巡礼を通してそれぞれの宗教に関する内容を中心にヨーロッパ・アジアについて、紀元前4世紀〜日露戦争までの重要事項が問われた。地図問題はメディナとダマスクスを問うもので、極めて基本的。東南アジア史の基本的内容が押さえられていれば容易に解答が導き出せたと思う。

第2問 人間と家畜との関係

 馬と羊、さらに豚といった家畜をテーマに、中央アジアやモンゴル高原に及ぶユーラシア大陸の歴史を概観する出題。武帝の事績やヨーロッパの農業史の基本が出題された。一方で、先史時代の内容やイラクやモザンビークの独立の時期を問う問題で解答を出すのに手こずった受験生がいたと思う。

第3問 国家の神話や象徴、理念

 国家(王朝)の神話や象徴・理念をリード文にして、五代十国や明・清といった中国の王朝やアメリカ独立革命、さらにフランス革命などについての基礎的な学力が問われた。唐から宋までの時代の呼称を問う単純な設問から、フランス大革命期の政府・議会の変遷を問うレベルの出題までが見られた。

第4問 同盟や結社の形

 世界史上の特別な同盟や結社を使って古代ギリシア・フランク王国・神聖ローマ帝国について、自由主義、国民主義の運動さらに社会主義や労働運動、そして元・清時代の中国についての内容が問われた。年代の配列の正解を選ぶ出題が昨年に続いて出された。

【新高3生へのアドバイス】

 センター試験の「世界史」は4問とも、様々な事柄をキーワードにした「テーマ史」問題の形をとってはいますが、設問別に見ていくと、世界の諸地域の国家や民族についての基本事項を時代把握を含めて試問しています。したがって、それぞれの地域・時代の基本事項に関して確実に学習を積むことで、正解を見つけることは決して困難ではありません。今年は全般的に教科書の太字レベルの内容の定着を素直に問う問題が増えました。来年は今年度と趣向が変わり、グラフの読み取り問題、破線下線部の正誤を問うといった従来の出題パターンが復活する可能性があり、対策をとっておきたいものです。

 また、出題範囲については2年間続けて減少していた戦後史や、文化史が大々的に復活することも予想されます。時間的・空間的な広がりをつかみながら因果関係を考えるタイプの高度な設問は減りつつありますので、基本事項の確認と、そこからの派生学習に重点を置けば高得点は可能です。“センター試験の出題形式”に慣れておくためにも、過去問をできるだけ多く解いておくことはもちろん、東進のセンタープレ入試を毎回受験することをオススメします。


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