2004参院選

第三極の道、目指したい


社民・福島瑞穂党首



 ――最大の争点は。

 年金改革だ。参院厚生労働委員会の審議では、強行採決で私の小泉首相への質問が飛んでしまった。都合の悪いデータは隠し、年金積立金の取り崩しは一切語らずに強行採決した。首相の答弁も「人生いろいろ、会社もいろいろ」とまともでない。

 ――投票率が低くなる恐れがあると言われています。

 多国籍軍への自衛隊参加は安保政策の大転換だが、首相は国会で説明せずに日米首脳会談で言った。何でもありになっている。東京・巣鴨のとげ抜き地蔵で会ったある有権者は「あまりに政治がひどいので白紙投票する」と言っていた。暴走政治が政治不信を招いている。

 ――何を訴えますか。

 「年金法案をやり直せ」「イラク派兵反対」という国民の声に応えたい。また、1500万人の非正規雇用の人の代弁者になって頑張る。最近、年収2500万円以上の人が増える一方、100万円から200万円の層も増え、二極分化している。「社民党はすべての人の人生丸ごと応援します」と訴える。

 ――具体的には。

 厚生年金は正規雇用の従業員と企業が保険料を折半しているが、この負担を嫌って企業が非正規雇用を増やす傾向がある。社民党の年金改革案では、企業負担は雇用の正規、非正規に関係なく、賃金総額に一定比率をかけて算出する工夫をした。

 ――参院選の目標議席は。

 比例区で4議席、選挙区で3議席以上。衆参どちらかで10人以上いないと、党首討論にも参加できない。非改選が3議席なので、とにかく7議席欲しい。

 ――二大政党制の流れが加速しています。

 自民、民主両党は政策が非常に似ている。「強い日本」を求めている。しかし、米国のような軍事突出、弱肉強食の社会を作っていいのか。9条を生かすか殺すかも争点化したい。有事立法を作り、9条改憲もいとわず、核武装論者もいる民主党ではなく、社民党に力を下さい、と訴えたい。第三極の道です。

 ――大阪選挙区で辻元清美氏が無所属立候補します。

 今の政治状況を見てやむにやまれずなのだと思う。党本部として公認や推薦はしないが、府連合が勝手連的に応援する。出るからには頑張って欲しい。

(朝日新聞2004年6月24日朝刊紙面)


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