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7月の参院選で共産、社民両党は道選挙区(改選数2)にそれぞれ1人の候補を擁立する。昨年11月の総選挙で自衛隊イラク派遣への反対と絡めて護憲を中心に訴えたが幅広い支持を得られず、1ずつ持っていた道内の議席を失った。今回も「護憲」と「平和」を前面に出すが、厳しい戦いを迫られそうだ。
咋秋の総選挙で、道内での比例得票は共産が25万3442票、社民が14万7146票だった。参院選道選挙区は60〜70万が当選ラインとされる。選挙区への候補擁立は、比例票の掘り起こしの側面も強い。
共産は元札幌市議の岡千陽氏を立てる。島垣正信・道委員会参院選挙事務所長は「民主はすでに自民と同じ改憲の土俵に乗った。社民も土井前党首が『改悪には反対だが、改正には賛成』との姿勢を示した。憲法を守ることができるのは共産だけだ」と主張する。
有権者の関心については「イラクで日本人4人が殺された。憲法9条を守らねばならないという意識は、国民の間に広がっている」と島垣氏。吉永春雄・道委員会政策委員長も「憲法は日本の針路にかかわる。関心が低いとは考えていない」と強気だ。
社民は総選挙で落選した山内恵子氏をくら替えさせる。「半年前に訴えた内容を簡単に引っ込めるわけにはいかない」(党道連幹部)として、引き続き護憲が訴えの中心となるが、有権者の意識との乖離(かいり)に頭を悩ませる。
島田俊明・道連幹事長は「イラク派遣部隊の一部は任務を終え、すでに帰国している。既成事実が積み重なるほど、訴えは届きにくくなる」と危機感を強める。
陣営幹部は「これまでと同じような形で護憲を訴えれば、従来の支持者をつなぎとめるだけに終わる。しかし、どういう方法をとればいいのか、妙案は思い浮かばない」と嘆く。
(06/06)
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